優しいセンターパネルの外し方 (2007年バージョン)

 

MAZDAの最近のオーディオは、コンソールを分解しないでもオーディオユニットが取り外せるようになっています(確認してませんが、NA8Cの後期型からはそうなってると思います)。
NA6CEの場合は、残念ながらセンターコンソールとセンターパネルを分解してやらないとオーディオユニットの取り外しが出来ません。

慣れないと、これがけっこう難しい・・・。
でも、量販店で交換を依頼すると作業は荒いし、¥4,000〜¥5,000くらいの工賃取られちゃいます。以下の手順を見て出来そうならご自分でやりませう〜。

オーディオの接続キットは各車種用にオーディオメーカから発売されていますので、接続キットがあれば配線そのものは付属のマニュアル通りに接続するだけなんで簡単です。また、市販のオーディオはどの車種でも適合するようにパネルが少々小さめに出来ています。センターパネルとの間に隙間が空きます。この隙間を埋める専用プラスチック枠も接続キットに付属してきます。

これまでは、けっこう力ずくの方法を紹介していましたが、

ということで、以前ロードスターの羅針盤MLで紹介されていた方法をさらに詳細に研究してみました。


作業手順

作業前に必ずバッテリーのマイナス端子を外すこと!
繋いだままだとオーディオ内部の保護ヒューズが切れたりします(私は切りました)(^ ^;


MT車の場合は、まずシフトノブを外します。ソフトノブはネジになっていますので、ぐっと握って回してやれば外れます。

AT車の場合は、セレクタを「D」か「N」等にしてセレクタが中央の位置にくるぐらいにします。

センターコンソールを外します。

・前端左右 (2本)
・灰皿下  (1本)
・センターコンソールボックス内 (2本)

の5本のプラスネジがあります。

外れたセンターコンソールを後ろへずらして、MTの場合はシフトレバーを車両後方側へシフトしておきます(オーディオユニット脱着時に邪魔にならないように)。

(面倒で無ければパワーウインドゥのコネクタと灰皿照明の配線を外して、センターコンソールを外してしまった方が作業が楽です=コネクタなのですぐ外せます)

センターパネル下左にあるネジを外します。

センターパネルのルーバの奥にセンターパネルの固定ネジがあるので、ルーバを外さなくていけません。ルーバがなかなか外れなくて、これが最大の障害です。

ルーバは画像のように左右にある金属爪で固定されています。

こんな感じでルーバが押さえつけられています。これを力技で外すのは、ちょいと至難。特にプラが弱っているセンターパネルには余分な力を加えたくない。



センターパネルの下を、そっとそっと優しく浮かせて細いマイナスドライバを差し込みます。差し込むのは、車両中心側。

(外側はセンターパネルの形状の関係で差し込むのがちょっと困難)

内側から見えない状況を見ると…

食い込んでいるバネとルーバの間にドライバを差し込み、ドライバをクルッとひねると、バネが浮きます(注:あんまり思いっきり捻らないこと)。


外から見ると

・手探りでドライバをバネとルーバの間に入れる。
・ドライナを反時計方向にほんの少し(45°くらい?)優しく回す(回し過ぎると割れるかも?なので注意! 左側のルーバは時計方向へ回す=バネの形状を考えれば解りますよね)。
・ルーバ上部に突っ込んだ棒で上下に優しく捻ってやります。
 (木とかの柔らかい棒が傷が付かないです。ここではHexレンチ)。

無事取り外し成功。コツを掴むと力づくで外れなかったルーバがすごく簡単に外れます。


ベンチレータルーバを外した内にあるネジを外します。左右1本づつあります。

ベンチレーターのダクトにネジを落とさないように注意!

センターパネルは数箇所金属の爪で止まっていますが、軽く引っ張ると外れます。
割らないように優しく!

(金属の爪がボディ側に残ったりしますので、外した後は注意して見て下さい)

(バッテリィのマイナス端子を外してないと、ハザードのユニットをコネクタから抜くと、リトラアップの電球が切れました=経験済。不精がらずにバッテリィのマイナス端子を外しましょうね)


割れた時の直し方(^ ^)/ (24Nov'03追記)

これまでは、エポキシ系の接着剤等を使ってきましたが、馴染みがイマイチで充分な接着強度が得られなかったりしました。
で、今は「プラリペア」→ 「メータの外し方&割れたプラスチックの補修

プラリペアは、プラモデルのマニアな人はお馴染みですね。歯科技工士さんも使ってる。強度の必要な接着&造形は、コレに限ると信仰する人多し。
非常に細かいPMMA(ポリメチルメタクリレート)の粉に、メチルメタクリレートの溶液を垂らすと化学反応が起り・・・固まる。固まるとそれは、アクリル樹脂になります。これが硬くて丈夫=アクリルだからプラスチックそのもの。
つまりプラ物の補修にはコレ以上のものはないです。

粉が非常に細かいのでどんな隙間にでも入れれます。姉妹品の型取君やセロテープ等で粉を入れる型さえ作れば欠損部分も再生出来ます。

内装プラスチック物補修には超お薦めでっす。 私は東急ハンズで買いました。

 


力ずくで外す場合のアドバイスを掲示板に泥沼さんから頂いています。

泥沼1号さん ようこそ泥沼へ 書き込み:12月22日(金)23時40分01秒
> あのカバーをどのように外せば良いのでしょうか

送風向はパネルを足などでしっかり押さえて動かないようにして
先曲がりのラジオペンチで挟んで引き抜くのが一番簡単だと思います。
(曲がった所を送風向の奥に引っ掛ける感じ)

硬い時はヒーターなどで温めると金具が多少緩くなって抜けやすくなります。

 

18NoV'07,24Nov'03,02Jan'01

inserted by FC2 system