メータの外し方&割れたプラスチックの補修 (割れるんですよ・・・)

 

車速信号の件や、メータフェイスの交換くらいかな?メータAssyの脱着って。では、外し方。

 


作業手順

 


ステアリングコラムのカバーを外します。外さなくてもダイジョブだとは思うのですが、微妙に邪魔になるので手間を惜しまない人は外してね。

コラム下面に4本ネジがあります。左下だけ別種類のネジですので付け戻す時に間違えないようにね。
コラムのカバーはちょと捻ると上下に分離します。

メータナセル下の左右に1本づつネジがありますので外します。

すでに外れてるメータナセルの背面ですが、前に向かって3本爪が生えています。ですので、ネジが外れたら車両後方へ真っ直ぐメータナセルを引っ張って下さい。

場合によっては爪がキツク入っているので、ちょと硬いです。また、年式の古い車両の場合、センターパネルと同じくかなり硬化してるので・・・か ん た ん に割れます。
実は前に外した時も爪の部分が3箇所共割れて、今回もまた割れました(^ ^; (左の画像は実は補修した後)

真っ直ぐ手前に丁寧に気を付けて引き抜いて下さいね。

ドンッと抜けると、爪が斜めになって割れたり、コラム部分のコネクタにフードが当って割れます。力は入れるけど手前にスッポ抜けないようにジワァァと力を制御して・・・。

爪がとっても硬かった場合は、次回外す時に備えて爪を少し上下に潰しておくといいです。ただし、潰し過ぎるとガタが出るのであんまり潰さないように。

メータAssyは左右2本づつのネジで固定されています。計4本を外します。

メータ左右にコネクタがあるので引きぬきます。

スピードメータワイヤを外します。すでにコネクタを抜いてあるので、メータをちょっと前に引き出すとメータワイヤ部分に手が入れ易いですよ。ロック(出っ張り)があるので、それを握って抜きます。
手が入れずらいのでメータを引き出すのがコツでっす。

はい、終わりでっす。

 

 

 

 

 

 

 


割れた・・・

 

センタパネルと同じで割れるんですよ、コレが。車内ががちゃがちゃしてるのと、汚いのは嫌いなので、新品発注するか・・・ですが、とりあえず補修してみました。

ちなみに新品価格は、'93年時点のNA6CE用で¥4,920.-または¥6,390.-(途中で品番が変わって適合品が2種類有り)

 


これまでは、エポキシ系の接着剤等を使ってきましたが、馴染みがイマイチで充分な接着強度が得られなかったりしました。
で、今は「プラリペア」。 HPはコチラ→ プラリペア

もうプラリペハは強力にお薦めでっす(^ ^)

プラリペアは、プラモデルのマニアな人にはお馴染み、歯科技工士さんも使ってる。強度の必要な接着&造形は、コレに限ります。今回割れた部分もその前に補修した部分は割れずに他の弱いとこが割れました。プラリペアの補修部分が充分な強度があったってことですね(^ ^) ← いや・・・そんな証明はしたくなかったですが(爆)

プラリペアは非常に細かいPMMA(ポリメチルメタクリレート)の粉に、メチルメタクリレートの溶液を垂らすと化学反応が起り・・・固まる。固まったものは、アクリル樹脂になります。アクリルだからプラスチックそのものですし、強度も十分。

セット内容

品名: アクリル樹脂系接着剤
成分: アクリル樹脂100%
用途: プラスチックモデル用
接着対象物: ABS樹脂、アクリル樹脂、スチロール樹脂、FRP、ポリカーボネイド樹脂、塩化ビニール

対象物を見ると、車両に使われているプラスチックはほとんどカバーできますね。今回補修するメーターフードはASB樹脂です。

補修方法は、割れた部材をあてがって割れ目に粉を耳掻きみたいなものでかけておいて溶剤を垂らす方法と、特殊な針先に溶剤の水滴を付けてそれを粉末に垂らし粉末が丸く固まりかけたものを、特殊な針先で持ち上げて接合個所に盛り付ける方法があります。
狭い隙間に浸透させるには溶剤を多目にしてやるとうまくいきますです。溶剤が揮発するのはすぐなので、接着そのものは時間掛かりませんよー。

 


バキッと割れてます・・・

 


補修の終わったとこ。これくらいの盛りで充分元通り以上の強度が出ますです。

 


金属の爪の台座も補修してます。

 

外皮の割れ部分はもちろんですが、金属の爪の根元、爪の横の位置決めのピンも割れを補修してます。これくらい細かい部位でも充分な強度を確保して補修できます。

姉妹品の型取君やセロテープ等で粉を入れる型さえ作れば欠損部分も再生出来ますので、割れた相手方が無くなっていても再生できますよ。

 

 

03Jan'04

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