鈴鹿の130RでCタイプ・リップスポイラを失ってしまった(^ ^;ので、Bタイプ・リップスポイラです。
すでに絶版ですので中古品を入手。右側だけ日焼けで白っぽくなっていたので、そのまま付けるのはちょっと古臭い感じが出てしまうので・・・。
磨いてみる
使ったのは3Mのスポンジ研磨材。
スポンジの表面が紙ヤスリになっていて、柔軟で曲面の研磨にはとても馴染むため、お勧めです。数種類ある粗さのものから最も粗いMEDIUMを使いました(紙ヤスリ番手相当#120〜#180)。
スポンジを水に浸してざくざく表面を落とします。
で、判明したのが・・・表面の黒いのは塗装か表面処理で、母材はもっと薄い色・・・。
つまり日焼けして白っぽくなったものは、削って表皮を落としても復活しないということです。
さて、ここで方針変更。このまま全体を荒してつや消し黒で塗装することにしました。表面を荒すのは、塗装の足付け(塗料を剥がれにくくする)です。
外から見える範囲をMEDIUMスポンジで研磨して、研磨後中性洗剤で綺麗に洗います。洗ったあとは、ラッカーシンナーか、シリコンオフ等で脱脂してから、つや消し黒をそのままスプレーします。
通常の塗装であれば、もっと綺麗な下地を作ってプラサフ等で整えるのですが、つや消し黒の場合は、多少表面が荒れていても綺麗に塗れるのでお勧めです。
ボディカラーで塗りたい方は、塗装方法を検索して丁寧な塗装を行ってください。
取り付け
付属してきたネジ類。
ボルト&ナットは、リップ前側の固定用。コ字型の金具はリップとバンパ端を挟んで押さえるもの。タッピングボルトはリップ末端をバンパに留めるものです。
コ字の金具がない場合は、細いタッピングボルトで代用でいいかと思います。
リップへのネジの錆びの跡、コ字金具の銜えた跡から類推すると、純正のつけ方は以下のようです。
赤○がコ字金具、青○がボルト、緑○はリップ側には穴があるが使われてない所。
コ字金具はこんな感じでバンパとリップを挟んで固定します。
リップ末端は、既存のステー固定ネジで共締めです。ただし、既存のボルトでは短くて締切れないため、M6×25mmのボルトに交換しています。
青○のボルトも同サイズのもので代用可。
ブレーキへの導風ダクトは、エンジンアンダカバーに3mmの穴を開けてから、6×20のトラスタッピングボルトで固定しました。
タイヤハウス側の外側にも取り付けネジ穴があります。これは付属してきたタッピングボルトの錆を落として黒塗装して使っています。下穴3mmを開けてからねじ込んでいます。
付属してない場合は、皿型頭のタッピングボルトで合うものを探してみて下さい。
外観比較
中央は「く」型に出っ張っています。 |
ダクトの口はおとなしい感じ。 |
Cタイプに比べると庇の出っ張りが少ないです。 |
完成
純正新品状態に比べると、つや消し黒でも艶っぽいですが、サイドシルの黒塗装と合うので、これはこれでけっこう良いです。
12May2012追記
下地塗装を省いたせいか、3年経て剥がれてきました。
そこで今回は、バンパー類の下地処理剤を用意して塗りなおしです。量販店はSoft99製のものをよく見かけるのですが、
・Soft99:対応素材「PPバンパーなど」
・Holts:対応素材「車のプラスチック製バンパー(ウレタン・PP)や、ドアミラーなど」
と、Holts製のものは、ウレタンへの対応が謳われているので、Holtsのバンパープライマーにしました。
前回同様スポンジ研磨材で、表皮を削って下地を出します。
100円SHOPのダイソーに、スポンジ研磨剤があったので、試してみました。左が前回使った3M製のMEDIUM、右がダイソーのもの。
で……、ダイソーのものは、リップの1/4も磨かないうちに研磨面がつるつるして来てダメになりました。まぁ、安いので。
結局、前回使った3Mのものを使い回して残りを研磨。それでもまだまだ使えそうです。さすがに3M。
バンパープライマーの塗り色は無色透明。なので飛び石で塗装が欠けても下地のグレーっぽい黒が出るだけですから、艶消し黒で塗るには好都合でした。前回は、プライマーはたぶん明るいグレーだろうということで、塗るのを避けたのでした。
研磨後、洗って、脱脂して(Soft99のシリコンオフを使用)、バンパープライマーを噴いて、1日置いて、艶消し黒を塗って出来上がり。さて、何年耐久してくれるか…。もう塗り直しはしたくないです(-_-)。
12May'12,03Sep'09