「ガッツリ引っ掛けて曲がったりしていますので、社外品のものを装着して車高を落とす場合は、CUSCOのもののようにアルミ製の方が、いざというときに割れてくれていいかもしれません。その点を考慮して、ボルト止めのナットのワッシャは、径の大きなものに交換せずCUSCOの製品に付いてきたものをそのまま使っています。」
と以前書いたのですが…。
ボルト穴がここまで変形してしまいました。
一般公道走行では、そうそう引っ掛けることはないと思うのですが、コースジムカーナやサーキットで縁石またいだり、コースアウトしたりと色々やってますので、まあこんなにもなるよねです。
脱落するほどではないのですが、そもそもクスコの製の取り付けナットのような板は、ネジ部分の肉厚が薄く、新品状態でも3/8のラチェットで締めて行くと最後の方で手応えが怪しくなってきます(なめそうな感じ)。
下の太いボルトは今回買ってきたもの、細いボルトと鉄板にネジが切ってあるのがクスコ純正
うちの車は、リアエンドに補強、4点ロールバー、ブレースバーとボディ後方は、補強がそれなりなのですが、フロントはこれだけでどうもバランスが悪い気がするので、ガッチリ締めたくなって、ホームセンターを物色してきました。
ナット代わりの鉄板が入る幅は最大55mmくらい
探せばあるものです…。
見つけた
何に使うのか解りませんが、鉄板にナットが溶接されているものを発見。板の寸法も50mm×50mmでピッタリ、ネジもM10と太く出来ます。
板付ナットM10 | ¥105.- |
ステン6角ボルト M10×25 | ¥98.- |
ステン丸座金 4入り | ¥59.- |
左右分員数を揃えて、合計で¥465.-。
(板付きナットM10はAmazonでも売ってました「八幡ねじ 板付きナット M10 P1.5」)。アジャスタボルトと共に使ってフェンス等の高さ調整に使うものだそうです。
取り付け
すでにバーの穴は広がっているので、M10のボルトはそのまま通りました。ヤスリでの穴拡大は必要なかったです。
板付きナットですが、
入らない
クスコのものは、板なのでアームの下から簡単に入るんですが、さすがにナット付きはどうしても入りません。
ナット削らないとダメかと思ってアーム部分を眺めてたら、上から入りました(^
^;
上から
奥へ落とし込んで下の穴からボルトか、ドライバでずらせば位置出しできます。
締めます
ボルトにワッシャを2枚挟んで締めました。締めます…ガッツリ!クスコ製と違って、本当にガッツリ気持ち良く締めれます。
作業は、ステアリングを切ってやれば、手が届くのでジャッキアップせずにそのまま車の横に寝転がって作業できました。実質30分掛からずに完了。
クスコ純正ボルト(ワッシャが若干斜めに食い込んでます)
今回のM10ボルト(なんだか頼もしい〜)
画像のようにがっちり留まりました。
効果は?
さすがに解らないだろうと思ったら、違いました。ぉぉぉ〜。
2年程前にサーキット用セッティングとして、リアのキャンバーを付けれるだけ付けているのですが、それでアンダー傾向になるのは良いとして、低速コーナーでフロントがアウトへ逃げる嫌な感じが出てました。この固定を強化して山道を走ってみると、フロントの挙動が素直です。アンダーではあるのですが、ステアリングのリニア感が増して、嫌な感じが無くなりました。
いや、効くもんですね、というか新品時の性能に戻っただけ?かも。これお安くて効果あるので良いです。
バーを引っ掛けたら?バーが折れてくれることを祈ります(^_^;
23July'13