バケットシートで車の挙動が良く解るし左右へのホールドは問題無くなったんですが、やはり前へ大きく荷重移動・・・(ブレーキング)時はさすがにフットレスト踏んでナイト不安。
と言う訳で、4点ベルトを付けました。
注意
シートベルトは乗員の安全を保持する重要なものです。気安く考えないこと。また、ここで述べている方法等は私が行なった内容を述べているもので、その内容について保証等をするものではありません。
まず危険性について
ロードスターの場合、ロールバーが無い状態で横転したとすると、上体を逃せない4点ベルトは危険です。安全性を向上させるためのものが、逆に働いちゃうと何してるのか解らないんで、その点は理解しないと後悔しますよちゅうことです。
うちの車もロールバーは付いて無いので、問題ありありではあります。ジムカーナ練習会時は、腰ベルトのみ&3点シートベルト併用で使用したりしています。
また、法規上は正規以外のシートベルトは認められませんので、シートベルト検問等ではアウトです。純正の3点ベルトを残した上で、クローズドなコースでのみ使用するか、3点との併用が必要になりますです。
ショルダー部分(ヘッドレストの下あたり)にベルトを通す穴の無いシート(純正シートとかね。フルバケットは必ず穴が開いてます)では、お勧めしません。肩ベルトが横に外れちゃうので危ないです。
どうせ買うならちゃんとしたもの
ばらばら
レバーでのリリースで、肩ベルトと腰のベルトが分離するものがいいです。
腰ベルトと肩ベルトが縫い付けられてるものがあるんですけど(これが安いのでつい買いたくなる)、これは装着時にランドセルを背負うように肩を通さないといけません。まぁ、それは我慢するとしても、緊急時に外れないんですよ・・・(X_X)。ラリーの競技の人曰く、横転すると絶対外せないよ〜とのこと。体重掛かってますから外せないですよねぇ。
幅
広い方が絶対良いでっす。強く締めても食いこまないし。2インチ幅(5cm)と3インチ幅(7.5cm)があります。
材質
概ねみんな同じなんですけど、TAKATAのだけが純正シートベルトメーカの利点を生かして純正のような柔軟な素材です。良いという話もありますが、硬い方がしっかり締まってる感じがして良いという話もあります。腰をがっちり締める時は硬い方が締め易い気がするので、私は硬いので特に不満ないです。このへんはお好みでどんぞ〜。
JAF競技車両規定図
まず充分な強度を持った取り付け方法が必須です。最も参考になるのはJAFの競技規定です。で、JAFの規定書(2002年版)からシートベルトの取り付け規定を抜粋しています。安全性を考慮して、これに従うのがいいですね。
車体への取り付け位置
この角度にシートベルトが張られていることが求められています。
好ましくない取り付け
リアYタイプベルトの場合 バックル部分の通し方
肩ベルトのレイアウト
肩からのベルトはシート後方でクロスさせることが規定されています。肩からずりおちることを防止する目的でしょうね。
車体側の補強
新規に取り付け点を増やす場合は、上図のように補強板を追加する必要があります。これはワッシャだけで取り付けるとスッポ抜けちゃうからですね。補強板には以下の条件がありますです。
材質 |
板圧 |
大きさ |
車体への取り付け |
SPHC又は同等 |
厚み3,0mm以上 |
40cm2以上 |
溶接 |
こんな汎用補強板が市販されています。
車体側の取り付け構造
1 取り付け金具 2 ボルト (7/16 20UNF-2A) 3 ワッシャ (φ20t4.0) 4 スプリングワッシャ (φ20t2.8) 5 車体 6 ナット
車体側の取り付け構造(アイボルト)
1 シートベルト 2 フック 3 アイボルト 4 スプリングワッシャ 5 車体 6 ナット
22Dec'03