NA6CEは、エンジンを始動すると6秒間ブザーが鳴ります。シートベルトをしてない場合。つまりシートベルトしなさいブザー。
ベルトしてからエンジン始動すればいいんだけど、うちは機械式の駐車場なので、一旦車をカゴから出して機械式ケージのゲートを閉めに降りないといけないのです。ですので、毎回このブザー音は聞かされるわけね。
切っちゃうってのもありなんだけど、純正状態を保ちたいのでそのまま。まぁ、気になるほど長時間鳴らないひかえ目な仕様なので無問題。
ただ、最近ブザー音が「ピーヒョロローピー♪」とか「ぴーぃ....ぃぃぃー♪」とか「・・・・・無音・・・・・」とか、なかなか人が乗ってると恥ずかしい音になったので、修理です。
ちなみにAT車の場合、R(バック)位置でピーピー鳴ってるのもこのユニットですので、安全上取り外しはお勧めしません。以前ATのNA6CEに乗ってる時、長距離を走って疲れてたのか、D(ドライブ)に入れたつもりがRで、ピーピー鳴ってくれて助かったことがあります。
間違えることなんてないよ・・・と思っても、もしものために取り外しは慎んで頂けると幸いです。
ユニットの位置は
ちょうどアクセルペダルの上、ヒューズボックスの左隣です。
コネクタを抜いて、車両前方側へずらすとはずれます。
取り付ける時のために方向ですが、ブザー用の穴が開いている方が車両後方向きです(画像でも丸い小さな穴から、ブザーの白い色が見えてます)。
外したブザーユニット。
修理
まず分解。底フタを細いドライバでこじってやると簡単に外れてばらせます。
予想としては、電解コンデンサの抜けか、ブザーのハンダ割れ(震動する重い部品のハンダ付けは、割れることが良くあります)。
割と高級なブザーが載ってますね。
診断の結果の不良箇所。ブザーのGND端子のハンダが割れてます。細いクラックがぐるっと輪っかになってるのが解るでしょうか?
修理そのものは、割れている部分も含めてブザーの4つの端子をハンダし直して完了。あとは、外した手順の逆に組み立てて取り付ければOKです。
結果
キーをひねると元気に「ピーーーーーーーーーー!」と鳴るようになりました。少し車が若返った感じでなかなかよいです。
26Sep'10