エアコン修理で色々

どうもエアコンの効きが悪いな・・・、ということで電装屋さんへ入庫してきました。

ディーラに出してもいいんですが、忙しいので会社の近所に出したいのと、どうせ電装屋に下請けに出されるはずなので、会社の近所で電装屋探してみました。電装屋もピンキリだろうし、どうしたもんだろうと検索してみると、(株)デンソー(今や自動車の電装品の最大メーカですね)のホームページから特約店検索出来るのを発見。デンソーの契約店ならしっかりしたお店に当たるだろうと予測。

デンソーサービスステーション店舗検索

ちょうど近所に株式会社デンソー関西の江坂サービスセンターがありました。ここへ電話でアポ取って入庫。

車両状況


効きの点検方法

効きですが、株式会社デンソー東京のホームページにエアコンの解説資料があって(エアコンについて知りたい人は必読)、ここの「トラブルシューティングの基本的な項目について (PDF:262KB)」に冷え方度合いの判定方法があったのでやってみました。

内気循環で吸い込み口と吹き出し口の温度差を測定する方法です。温度計と相対湿度計を使うんですが、大まかな効き度合いが解ればいいので、湿度は転記予報の湿度で代用。¥100SHOPで買った温度計だけで測定OKです。

詳しくは上記のLink参照ですが、

という手順です。


温度差は[14℃]@相対湿度70〜80%

測定してみると、

上記判定方法だとOKな範囲ではあるみたいです。


入庫

でも、どうも冷えが悪いので、それはそれとして点検も兼ねて入庫することにしました。
朝一会社の始まる前にデンソー関西の江坂サービスセンタへ。


デンソー関西 江坂サービスセンター

持ち込むとフロント担当の方が、車両の外装をチェック&貴重品が積んでないか確認される。外装のチェックは傷などであとでもめない様に。このへんがしっかりしてるお店は信用できますね。

新車時に比べて冷えない旨と車両の状況を説明して預けて来ました。で、翌日の午後に作業完了の電話貰って夕方に引き取りに行ってきました。

 

さて、修理内容。

蛍光剤を使った漏れチャック(蛍光する薬剤を冷媒に混ぜて放置し、継ぎ目等漏れが予測されるとこに、ブラックライトを当てて蛍光するかどうかで漏れを確認する方法)をしてもらって異常なし。ただ、ガスは多少抜けてたとのことで、1缶プラスアルファ補充とのこと。漏れてはいるが、修理する程顕著に漏れている箇所はないってことだそうです。コンプレッサのベアリング部分から微量にもれているのではないだろうか?とのことでした。

ガスが4千円程、工賃込みの合計金額は1万2千円程でした。セール?なのか、メモ帳やた折り畳み傘やらお土産も。


どれくらい効くようになったか?

基本的に大きなトラブルを抱えている状態ではなかったので、すごく差が出た程のことはありません・・・と思っていたのですが、これまで温度調整レバーは、いつも一番冷たい側で固定みたいな状態でしたが、夕方や夜には、ちょっと暖かい側へ戻したりしています。ガスを正規量まで足したことにより冷え方は良くなっていますね。

真夏の日中(今は8月のお盆前で日中の気温は37℃でこの夏最高とか言ってます)は、さすがに幌からの熱の透過が激しいですから、寒いくらいい冷えるってのは、ちょっと無理かなと思います。でも、充分快適に走れてますので、点検に出した価値あるかなです。


R12エアコンについて

以前Q&A

旧冷媒(R12)はオゾンホールの生成が問題になって生産は禁止されています(「特定物質の規制等によるオゾン層の保護に関する法律」)。ただ、使っていけない法律ではないので、生産終了前に当然ながら駆け込み発注が多量に入り、現時点(2003年)でもまだまだ市場に在庫が溢れている状態です。
年々R12を使っている車両は減ってるせいか、一時の無くなるんじゃないか?という懸念は薄くなってるように思います。

と書きましたが、やっぱりまだ(今回のエアコンの入庫は2005年)普通にR12エアコンでも修理可能です。「まだありますので平気です」とデンソー関西さんのメカの方が仰ってました。

ただ、コンプレッサー不良等の場合、今後もまだまだ乗り続けるのであれば、HFC134aへの変換を薦められているそうです。HFC134aへの載せ換えは、旧型Mark2やRX-7(FC?FD?)等でけっこう実績あるそうです。コンプレッサ、配管、シール等の入れ替え。別に特殊な作業というわけではないという感じで普通に話されてました。お値段は10万円くらいからとのこと。
エアコンが壊れている方、相談してみてはいかがでしょうか。

 


エアコン修理2007年事情 (14Sep'07追記)

さて、2005年に点検を受けまだまだOKなエアコンだたのですが、2年ぶりについに続編…。

お盆休みで連日各地で40℃超えたとかいうニュースが流れているという絶妙なタイミングにエアコンONでも車外の方が涼しい(笑)いや笑えない・・・ホントに。
レシーバ・タンクのグラスを見ると見事に白濁してました(泡が大量に混ざって白濁して見える=ガスが漏れて気泡が混ざっている)。

てなわけで、お盆は放置(電装屋さん休みだろうし)して、URLのとこで紹介しているデンソー関西さんへ入庫。なぜか持ってるR12ガス4缶持ち込み。

(原因)

レシーバ・タンクのバンドでクランプしている部分に小さいクラック発生。ここから少しづつ漏れてました。

(作業内容と価格)

・ガス漏れ点検
・真空引きガスチャージ
・レシーバータンク交換(R134対応品)
・Oリング交換
・タンク交換等工賃等
・持ち込みR12ガス(小さい形状のもの)は、リーク・テストに1缶。補充に3缶で、4缶使いました。

合計で約1.5万円。朝預けて翌日昼には完了。

でした。

さて、気になるR12ガスのエアコンの修理ですが、最新情報をいろいろ聞いてきました。
まず、(株)デンソーか、デンソー関西か、業界か、どこの方針か不明ですが、R12のチャージ等は基本的には行わない方向だそうです。環境対策ですね。
では、R12のエアコンはもうダメなのかと言うとそういうわけではなく…

・ゴムホース部分をR134対応品に交換
・コンプレッサー分解でオイルをR134対応品に交換

で、R134へ比較的容易に改修可能だそうです。価格は、トラブルの有無等で変わるわけですが、大きな補修が無ければ4〜5万円程度とのことでした(ロードスターも数台施工実績有りだそうです)。

注意としては、R12代替フロンには、ゴムシール類を侵すものがあり、そのようなものを使用してしまうと全部ダメになることもあるので安易に使用しないで欲しいとこことでした。
どこまでが営業トークかあれですが、電装ではなく「デンソー」の看板掲げてる特約店なので、それなりに信頼出来るかと?

あー、しかし、やっぱり、いいです冷えるエアコンは(爆)

 

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14Sep'07,08Aug'05

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