花粉症じゃないけど、花粉症の友人用に他の車用のエアコンフィルタが装着できないかなぁ?と考えてました。
ロードスターの外気導入口は、助手席側のワイパーリンクが収納されている部分(エンジンの後方隔壁とワイパーの間の隙間)にあります。水が入らないようにカバーされてるんですが、その下は粗い金網が付いたけっこう大きな吸入口があります。ここにフィルタが付けれれば・・・なんですが、色々考えているうちに・・・
西宮市にお住まいのRS-Ltdさんから、簡易実施方法を教えてもらいました。
RS-Ltdさんは、なんとフィルターメーカーに勤務の本職さんです(^
^)
この方法は花粉まで濾過するようなものではないのですが・・・詳しくはRS-Ltdさんの話を以下に
RS-Ltdさんの車両です。
取り付けと汚れたフィルタの画像もRS-Ltdさんご提供です。
フィルタ解説&取り付け方等
RS-Ltdさんwrote:
さて、最近(平成9年か10年頃から)の車には「エアコンフィルター」なるものが装着されているのをご存じでしょうか? 実は私、フィルターメーカーに勤めておりまして、エアコンのフィルターを主に担当しております。
で、我らのロードスター。
内気循環でも外気導入でもエバポレーター(熱交換器)を汚れやカビなどから守るフィルター...付けたいですよね。しかし古い車には付けられないと言うもの...。で、工夫しました。材料は空調用のプレフィルターです。手に入りやすい材料ならホームセンターで入手できる換気扇用が良いでしょう。 ハサミで切るやつ。 2・3枚重ねるか? 本当はもっと目の細かい濾材を使いたいのですが、何せ面積が確保できないので、「ないよりマシ」と荒いフィルターを付けてみました。
「エアコン直噴洗浄」でもお馴染みグローブボックスを外したとこ。
ブロアファンのAssyとエバポレータのAssyはダクトで繋がれているのですが、間を繋ぐ金具はネジ止めじゃなくワンタッチの金具でパチンと開きます。この金具を外します。
適度なサイズに切った換気扇用フィルタ等を・・・
金具を外したあとの隙間に入れます。
あとは挟むように金具を付け戻せば、出来あがり。
結果は・・・
RS-Ltdさんwrote:
画像の汚れたものは約2000km(2ヶ月)走行後のものです。思ったより黒く汚れています(外気導入メインです)。この黒は、トラックやバスのディーゼルダスト(カーボン)です。それより(やっぱりと言った感じ)、虫の死骸や小さな枯れ葉が確認できます。画像では分かりづらいですが。
2000km(2ヶ月)走行後のフィルタ(外気導入が主)
ううむ、これくらいのフィルタでも汚れ方は衝撃的ですね。いつもこんな空気のとこを走ってるのか(- -; です。
見てしまった以上、私もマネッコしてやってみようと思います。
気を付けないといけない点として、ブロアファンの風力はかなり強く、また細くなった部分にフィルタを入れるのでフィルタに加わる圧力はかなり高いと思われます。フィルタは大き目のサイズに切って、圧力で内部に入り込んでしまわないように注意が必要ですね。入っちゃうと、取るの大変。
オマケ
その後、ちゃんとしたフィルタを作れないかなぁとRS-Ltdさんとメールで会話・・・
RS-Ltdさんwrote:
四角い形状でしたら、縦X横X高 さえ決まれば結構簡単に作れます。100個くらいからラインに流せますので、製品化できればおもしろいと思うのですが...。
だれもがしあわせに〜発の製品化!
会社のしくみ上、分け前はお支払いできませんが...(^^;)。
ううむ(^ ^;
12Aug'03