ワイパアーム塗装 ぬりぬり

 

NA6CEだと、 ワイパアームももう10年以上になっていますよね。黒色がくすんで来てマッドな艶消しになっている分には、それはそれでOKなんですが、完全に塗料が飛んで地肌が出てたり、さらに進んで錆びたりしていませんか?
細かいトコがくたびれて来ると、ちょっと悲しい雰囲気になってきますので塗装してあげましょう。


うちのはこんな感じになってました。
完全艶消し&一部に地肌露出&エアロブレードに錆

 


洗浄

 

アームはこんな状態でした。
取外しは、ワイパアーム付け根の丸いキャップを外すと12mmのナットで止まっているだけです。ただ、ナットを外しただけでは、ワイパアームのバネのテンションで外れません。ワイパアームを浮かせてやると(ワイパゴムを交換する時のようにアームを立てる)簡単に外れます。

取外し前に画像のようにマジックでワイパ先端位置をマーキングしておきます
ワイパのリンク側の軸は、ステアリングの固定部のようにスプライン加工されて嵌り込むようになっていますが、アーム側は元々溝などは無く噛み込んで溝状になると思われます(アーム側を見ると溝が浅く薄い)。このため、どの角度でも固定出来るため、最初の位置に戻せるようにしておくと後で手間が省けます。

徹底的に洗います。
まず徹底的に洗浄します。いつものクイックブライトで洗ってます。

\100SHOPで買ったサビ落とし剤
錆はサビ落としを使います。これは¥100SHOPで買ったもの。トイレの洗剤「サンポール」があれば充分以上に代用出来ます。


塗る

 

簡易塗装ブース(^ ^)
塗るのは屋内の方が細かいとこに目が行き届いて綺麗に塗れるんですが・・・、覚悟してやらないと臭いし汚れるしでなかなか大変です。普通は屋外でどうぞ。
うちの場合は、台所の大型換気扇の下に即席の塗装ブースを作ってやりました。この状態で部屋の窓を開け放って空気の流路を確保し、換気扇全開で塗装します。ただ、これでも、細かい塗装ミストが周囲に付着するので、周辺は徹底的に片付けておく必要あり・・・。それでも・・・(^ ^;;

 

 

 

 

アームは脱脂剤で油分を取り除き、塗装が付いて欲しくない部分をマスキングします。ここでは、
  ・エアロブレードの取り付けネジ穴
  ・アーム付け根の取り付け穴
  ・エアロブレード先端の保護ゴム
にマスキングしました。

エアロブレード右下コーナの保護ゴムパッドをマスキング

エアロブレード取り付けネジ穴をマスキング

 

この高速走行時のワイパの浮きを押さえるエアロブレード。H1当時の最新装備だったと思います。NA8Cからは省略されてしまっているので、これがあるのはNA6CEのワイパアームだけです。
このブレードの右下コーナだけにゴムの保護パッドが付いています。手を切らないように?風切り音の低減? どっちにしても純正部品を取り外して仔細に見ていくと色々と設計者の苦労とアイデアの発見があって面白いですね。NA6CEに乗られている方は一度見てみて下さい。3台乗り継いだ私も外してみるまでは気付きませんでした。

ワイパアームは、テラテラの艶があっても変だし、完全にマッドな艶消しでも変。アームらしく見える塗装度合は、どれくらいだろう?と、近隣に停まっている車見ると、新車はけっこうテラテラに近い微妙な艶消し、それなりに年数が経ている車はマッドな艶消しって感じですね。
そこそこの艶消しであればいいかなという感じです。
調色するのも面倒なので、今回はHoltsのカーペイントスプレーの「つや消し黒」(一液性ウレタン変性アクリル塗料)を使いました。

真冬で寒いので(寒いのに部屋開け放って塗装してる=終わっても1時間くらいは臭い抜きで締めれない=ぁぁ・・・)、60℃のお湯でスプレ缶を温めています。暖めた方が細かい塗料の噴射が出来る・・・んですが、暖め過ぎると危険なのでそこそこで。

スプレー缶を暖めてます。

左手はビニール袋で覆っておくといいですよ。

 

塗装のコツは色々ありますので、ここでは省きますね(^ ^)
艶消しの黒は一番塗るのは楽です。黒は下地の色を隠す力が強いですし、艶消しは多少塗面がデコボコになっても目立ちません。慣れない方は、薄く何度も塗り重ねるのが失敗が少ないですが、私は吹いた面が濡れた感じになるまで吹きます。吹き過ぎると吹いた塗料が垂れますが、ぎりぎりでやめるとポッテリした綺麗な皮膜が出来ます。

でも、艶消しの黒なので、どう吹いても大差ないと思いますです。

今回は表面から見える部分だけ塗っています。

アーム部分塗ってます。

エアロブレード。台に使ってるのは釜飯駅弁の入れ物(^ ^ゞ

 


出来あがり

 

まだらに見えるのはウォッシャ液で濡れてるからです(^ ^)

良い感じの艶消し黒になったと思います。どれくらいの艶消しがワイパアームらしいか色々考えたのですが、満足(^ ^)

 


おまけ


エアロブレードの背面の刻印。「J58G」はロードスターの開発コード番号です。


11Aug'12追記

アーム根元のナットを隠すキャップが劣化してきたので交換しました。2個で¥734.-でした。

脱脂されたようになってヒビ割れてきました

新品ってシボ仕上げだったんですね

 

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11Aug'12,03Jan'05

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