配線加工中に発見・・・・。
金属疲労でクラックが入っています。 |
赤○部分拡大画像。 |
見てしまったものはしかたがない・・・、と言うわけで調査。
このブラケットですが、根元部分がステアリング・シャフトを囲うような金具で押さえつけられてビス止めされているんですが、先端部分は宙ぶらりんで浮いてます。
画像のクラックが入った状態で、アクセルペダルを操作すると、クラックがカパカパ開きます(^
^;
距離が出ている車両では散見されることなのか、検索でココを「アクセルペダルブラケット交換と補強」参考にさせて頂きました(_ _)。
使った補修材は、何かのオマケの細いHexレンチと、金属の強度を持ちますというフレコミのクイックスチール(パテ)。
クイックスチール販売元:クイックスチール
ジャパンゼネラル貿易株式会社
要は2液混合のエポキシパテに金属粉を混ぜているようです。
通常のエポキシ接着剤でも良いような気もしたのですが、興味があったのと簡単に手に入った=Amazonで売ってた(笑)「クイックスチール15分で鉄の硬さQS568漏れ止め」ので購入。
2オンス(約56グラム)で十分足ります。余ります。
作業
奥(車前方)側に曲がったブラケットを、エイと手前に引っ張って、クラックの口を閉じます。
その後、280番のサンドペーパーで表面を荒らして、パテの足付け(表面が凸凹になって接着力が上がります)をします。
ついでに表面の汚れも取れますです。
仕上げは、パーツクリーナで脱脂。
パテだけの強度では不安なので、何かのオマケに付いて来たHexレンチを、ブラケットに沿うように曲げてパテの下に埋め込みます。
画像は何度か曲げて、きれいに収まるようになったところ。
クイックスチールを必要な分量だけ切り取ります。断面はこんな感じ。
手で練って色が混ざるまで混合すれば硬化し始めます。
硬化時間が不明だったので手早く作業。概ね5分くらいで自由に形状を変化させるのに支障が出るくらい硬くなってきます。混ぜたら即作業!
結果
1時間程硬化時間を待って完了です。
クラックが大きく進行していれば、クラックの先端にドリルで穴を開けて力の分散を行いクラックの進行を止め、クラック沿いに補強材を入れるつもりでしたが、そこまでは進行していなかったので、割とお手軽な作業で済んでしまいました。
浮いているブラケットの裏にクイックスチールを盛るのも検討してみましたが、分厚いふかふかの断熱材が敷かれているので、それをカットしてやらないと無理です。
手でアクセルペダルを押して確認してみると、補修前のようにはブラケットがたわまなくなりました。
アクセルのレスポンスが変わった・・・ということはなく(笑)、とりあえずクラック進行でアクセルペダル脱落の予防には十分でしょうか。
運転席足元に潜ることがあれば、点検してやって下さい。
24Nov'10