スポーツ(?)触媒 (SARDスポーツ・キャタライザ)

 


白いロードスターがNA8Cです

鈴鹿のCASIOシケインからホームストレートへの立ち上がり、シケインは2ndすぐ噴け切って3rdで、3rdからの回転が上がるまでの
区間でNA8Cにわずかに・・・離されます。ある程度離れるとそこからは一定距離で追随(スリップは使ってない)−−−1コーナまでそのまま。全く差が無い(笑)。

シケインの立ち上がりでNA8Cが速いのは、中回転部分が最もトルクが太いNA8CのBPエンジンのいいところが出てるためと思われます。
両車共エンジンはノーマルで似たような仕様。さて・・・と言うわけで高回転で立ち向かうしかないB6にSARDのスポーツ・キャタライザのお試しです。

最初にワタシの見解としては、「ちょっとした効果しかないはずなので街乗り&スポーティ走行程度では不要」です(笑)のでヨロシク。


ブツ

本体に前後のガスケット、排気温度センサのガスケット、全てのボルト付きという親切仕様。
溶接部分も綺麗に研磨処理されています。遮熱板以外はマルハモータースさんのものと瓜二つ。しかし、どうせすぐ焼けてくすむんだから、ピカピカでなくてもいいのにね。

 

SARDスポーツ・キャタライザ端面

純正マフラ端面

接合部のパイプ径は60φ。ただし抵抗体は触媒部分ですので、パイプ太さはどうでもいいでしょう。触媒が60φのパイプより抵抗が高いならば意味ないですし、60φより抵抗が低くてもほんの短い区間の後にマフラが接続されますし。
純正マフラは約50φですが、内部に溶接の出っ張りがかなりあります。

 

SARDスポーツ・キャタライザ

純正触媒(端面直径は純正マフラと同等くらい)

触媒端面までの距離をほぼ同じにして撮影。モノリスの密度が全然違います。但し、純正は触媒断面が非常に大きいため、モノリスの密度だけで抵抗の度合いを判断するのは難しいかと思います。排気気流の流れもありますし。


重量は約1.5kg。純正は約3.5kg。

多少軽くなりますが、車両の底のしかもど真ん中ですから・・・。


取り付け


馬に上げてちょこちょこ1時間程です。

排気系交換の鬼門は触媒のネジです。概ね焼け付いているので十分にCRC等を吹いて慎重に作業してもボルト部分が折れることがあります。緩めては戻し緩めては戻しとネジを新たに切るような感じで緩めて下さい。

古いガスケットは、スクレーパ等で取り除きましょう。



装着後は、エンジンをブリッピングし、接合部から排気ガス漏れがないか手をかざして確認します。

ボルトには焼きつき防止に耐熱性のあるグリスを塗っておくといいかと思います(カッパーグリスとか。手持ちが無かったので塗ってません) (^ ^;



なんでも付いてる良い製品なんですが、唯一フィッティングしないのが排気温度センサ。触媒が細くなっているので、純正のクランプのままだと配線が短くて届きません。

クランプから外して、クランプにインシュロックで固定しました。


 


レーシング(空噴かし)

無負荷で回しても何が解るわけではないですが、音&回転が一応・・・どんなもんかなと。

注:レブリミットは8250RPMに変更してありますが補機類の寿命が縮まりますので、必要不可欠な時以外の純正レブ以上の使用はお勧めしません(実質のトルクピークは7000RPMのちょい下辺り)。

藤壺レガリス・エキマニ+純正触媒+NA8Cマフラ

藤壺レガリス・エキマニ+SARD触媒+NA8Cマフラ

似たような踏み方をしていますが、同一ではないので参考程度に。それでも6000RPM辺りからの回転が軽いのが解るかな?と思います。SARDの方で最後に画像が乱れてる(笑)のは、8000RPMで寸止めするつもりが思ったより噴け上がりが早くびっくりしたためです(爆)。

音は全然違い解らず。


実走行

サーキット等はまだなので、とりあえず街乗りと高速道路の流れに乗った走行で。

わずかに車の応答が軽い感じ。ただし、これは感覚の誤差範囲でしょう。高速道路への合流ランプでは、6000RPM以上の吹けが多少軽いという感じ(当然アクセルは全開)。

音は低負荷で、微妙に軽やかな音になったような感じ。ただ、オーナであるから解る程度で、オーディオをONしちゃうともう解らないレベル。
社外品マフラ&SARDスポーツ・キャタライザで爆音になったという話がweb上で散見されますが、大容量メイン・サイレンサを誇る純正マフラでは誤差範囲でしかないようです(触媒容積は1.3L、メイン・サインレンサは11.6L)。ただ、暖気時のアイドルアップしている時に車外で音を聞くと少し太い音になっていました(これもオーナでないと解らない普通車レベルで音が低域へ移った感じ)。

 


とりあえずの結論

エキマニを純正から、フジツボに換えた時のような感じです。理屈的には、高回転で無ければ排気も少ないので十分事足りてるが、回すならそれなりに効いているってとこでしょうか。

マフラも換えれば?と言われることがあるんですが、煩いのは嫌い(笑)なのと以下図のように排気温度が高いエキマニにおいても、50.8φしかない状態で、より排気温度が下がり排気ガス体積が縮小するマフラ側だけを太くしても、中回転の慣性排気効果を失うだけで得るものはないという判断です。
ただ、マフラのタイコ内の抵抗は、消音効果の高い純正マフラでは大きいでしょうから、太くないけど煩いマフラ(排気抵抗が少ない)に換えれば効果は出るでしょうが・・・煩いのはねぇ(^ ^;


温度の高いエキマニ集合部分より太いマフラに意味はない

 

 

では、次回鈴鹿のタイムをお楽しみに(爆)

28Dev'07

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