オープンデフに3年ちょい乗ってきたわけですが、この間に身に付いたコーナリングは「いかに内輪からパワーを逃がさないか」です。
オープンデフは、コーナ途上でのラフなアクセル操作には、内輪が空転してるだけなんで実に寛容です。でも、それはパワーが逃げて減速方向に収束してるだけなんで、タイム計ると明らかに遅くなってます。
で、LSDだとどう走るか・・・。
オープンデフ
下図が、オープンデフなコーナリングのイメージ図。
・青 減速
・黄 減速も加速もしていない
・赤 加速
オープンデフなコーナリング
とりあえず、コーナで破綻すると内輪からパワーが逃げちゃうので、コーナのRが許す限界のG以内で、内輪が浮かないように一定のRを描くラインを理想として突っ込んでました。
限界速度で突入した場合は、減速も加速もしない状態でRをこなすのが最も速い脱出方法(のはず)。
LSD
LSDの場合・・・まだ、良く解りません(^-^;)。
で、全日本ジムカーナの某選手と、西日本一のばけものロードスター製作中の奈良のお醤油屋さんに教えてもらいました(ああ、なんと豪華な講師陣でしょう〜)。
全日本's 某選手さん談
「LSDを装着した時はタイムを稼ぐ部分が若干変わってきます。
オープンデフは旋回速度で稼ぐスタイルですが、LSD装着の場合はトラクションでタイムを稼ぐ、というスタイルになります。
今まで同様にコーナリングをしても確実に曲がりにくくなっているのは当然で、その反面トラクションは確実にあるはずです。
そこでコツを伝授しましょう! [ クリップで肉を切らせて立ちあがりで骨を切る ]
みたいな感じでしょうか。
ややクリッピング付近でいつもより速度を落としてアクセルを早めに踏んでいく!これできまりでしょう!」
ううむ、解ったような、解らないような(^-^;)。
奈良のお醤油屋さん談
「某選手さんの言ってるオープンデフの旋回速度重視とはコーナリング中は極力速度を変化させない。一定の速度で、一定のRを旋回するイメージ。LSD付きの骨切り作戦は、クリップまでが減速、クリップから加速(ちゅうか直線)。
減速するからには小さいRで回れるわけで、クロソイド曲線のようなラインのイメージだと思います。
結果として、これまでよりも浅い角度、速いスピードでのアプローチとなります。」
クロソイド曲線とは除々にきついRを描く曲線、奥に行くに従って深く曲がっていくってことですね。
減速しながら切れ込んで行ってなるべく早く脱出方向を向くようにして、ステアリングが脱出方向を向くのと連動してLSDのトラクションを生かして踏んでいく・・・って感じ??!。
下図にLSDな場合を書いてみました。
●青 減速
●赤 加速
LSDなコーナリング
コーナリングフォースと相談しながら踏んでいく版
(オープンデフではクリップからは絶対踏めない・・・)
問題は、解っても・・・出来ないこと(爆)。とりあえず走り込みますです。
16Jan'00