平成元年純正マフラー

 

NA8C純正のマフラーのところに、


ちょっと情報 (^-^)/
NA6CEの最初期型のマフラーは良い音がすると言われています。
雑誌にも「運輸省をごまかして、当時の基準値より大きな音がするマフラーで出荷した」とか書かれていたことがあります。私もNA6CEの元年式を新車で購入した時、ガソリンスタンドのバイト君とかに「マフラー換えてるんですか!」とよく聞かれました。

ただ、もう、10年以上前の思い出の音でしかないですし、当時はまだ車検が非常に厳しかった時代ですので、今聞けばたいしたこと無い音なのかもしれません。現存する元年式で純正マフラーを装着してるものも、経年変化で低音系に音が変化しちゃってますので確認不能でしょう。

どーしても気になる人はBEST MOTORINGビデオの「ザ疾る!ユーノスロードスター」ってのを個人売買で探してみて下さい。このビデオはロドスタ発売とほぼ同時にリリースされたもので、記憶の中にある元年当時の音が上手く録音されています。


と書きましたが、やはりあの音は懐かしく思いやっと元年マフラーを手に入れました。

ただ、元年マフラーと言ってもどこまでが、初期モノで音が違うのか正確な情報がありません。NA6CEのマフラー改良変更の遍歴は、MAZDAの「Parts Catalog '89<H1>6→'92<H4>8 NA6CE-100001〜200000 93-3保存版 (カタログN0.ANNA01-05)」によると以下のようになっています(AT車は除きます)。

サイレンサー、メイン B6A5-40-100F シャシ番号107562まで
B6A5-40-100G シャシ番号107562から115771まで
B6A5-40-100H シャシ番号115771から147473まで
B6A5-40-100J シャシ番号147473から164726まで
B6A5-40-100K シャシ番号164726以降

 

徳間書店発行の「ユーノスロードスター名鑑」によると、平成元年のシャシー番号(たぶん製造分)は、NA6CE-100021〜110082と書かれています。これが正しいなら、平成元年マフラーと言われるものは、品番でB6A5-40-100FとB6A5-40-100Gの2種類あることになりますね。

さて、この2種類で何が違うのか?全く分かりません。マフラーのタイコ下面には製造番号が刻印されているのですが、これと部品番号を結びつけるすべは有りませんです。これまでYahoo!オークションで質問したり実物を見てきたりで、

てな感じになっています。


今回手に入れたのは、元年車両(残念ながらシャシ番号は確認できず)に装着されていたもので、製造番号の刻印は「9I26」です。


補修

これを書いている今は平成24年ですので、23年経てピカピカのわけもなく、まず補修から。


手に入れてテールエンドだけ磨いた状態。とりあえず見た目ぼろいです。

純正マフラーはステンですし、テールエンドは、ステンかクロムめっきなので、磨くのにはスチールウールを使います。
ビッカース硬度

・ステンレス鋼:1793〜1960[MPa]
・クロム:1060[MPa]
・鉄:608[MPa]

ですので、スチールウールで磨くと、傷が付かずに、錆と汚れを落とせます。スチールウールはボンスターが有名みたいです。くれぐれも台所用のステンたわしで磨かないように、傷だらけになるのは、間違いなし。

ボンスターでテールエンドを磨いてみています。


磨き終わり。それなりに見えてしまうのがすごい。実にオーバークォリティで素晴らしい。

テールエンドがタイコから出る部分で割れていたので…。

溶接して貰いました。溶接部分や遮熱板など、今後錆びそうな部分には耐熱塗料のシルバーをスプレして仕上げてます。


音はいかに?

NA8Cマフラーと今回の元年マフラーの音比較

車両:NA6CE
エキマニ:フジツボSuperEX
触媒:SARDスポーツ触媒

 

うーむ、遠い記憶の音より大人しい感じです。もうちょっと勇ましかった記憶なんですが、当時は考えられなかったような煩いマフラーも聞いてきていますので、むむむむです。

まぁ純正にしては、それなりに良い音をさせているのでよしでしょうか。もっと製造週番号(?)の若い物を手に入れて較べてみたいですね。

 


震える


記憶では、タイコ右側のステーが1本棒ではなく、2つに別れていたように思うのですが、予約会で買われた元年乗りの方いかがでしょうか。

NA8Cのものは、さらに改良されて3点止めになってました。

で、このマフラー、冷感時のアイドリングや、エアコンのアイドルアップで1000rpmちょいになると、テールエンドが共振してビリビリと音が出ます(X_X)。そもそもテールエンドの付け根に亀裂があったのは、ずっと共振してたからではないかと。

NA8Cのマフラー・ステーが3点止めになっている理由は震動を避けるための側壁の補強でしょうか。

テールエンドを軽く押さえてやると、ピタッと止まるので、タイコ右側の吊りゴム2つを強化品(SILKROAD A-23)に交換してとりあえず解消。まだ、テールエンドはぷるぷるしてるので、次の機会にでも側壁に鉄板でも溶接します。


そして次の機会


テールエンドがぷるぷるするのをよく調べてみました。ゴムハンマーでテールエンドを叩いてみると、クンクンと鈍い音がするのですが、一方向だけカンカンと金属音が。たぶん図のような部分に割れがあるのでしょう。



困った時は、TUCKIN99さんにお願い(いつもすいません) (_ _)。無理を言ってステーを作ってもらって溶接してもらいました。これでどっちから叩いても鈍いクンクン音に。

テールエンドのぷるぷるもほとんど無くなって、これで大丈夫でしょう。


おまけ


純正マフラーは一体モノなので・・・幌を開ければなんとか運べます(^ ^;

17July,'1214July'12,24Jun'12

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