さりなちゃんの青いくつ

 

今度は「さりなちゃん」・・・ぉぃぉぃ。まりなちゃんに続いて再度マリナブルーを買ったので、「さらにマリナブルー」で「さりなちゃん」になってます(^-^;

これまでは純正ハードサスキットの赤いバネを装着していましたが、今回は青い塗装のMAZDASPEEDのジムカーナ用バネに交換しました。
MAZDASPEEDのジムカーナ用バネは当初黒い塗装の純正バネと外観上見分けがつかない物が発売されていましたが、今回交換したのは通称「青バネ」と呼ばれる青く塗装されたものです。黒い塗装の物の次に発売されたものです。


左: リア  右: フロント
1Gが係った状態で撮影しています。
(スタビはMAZDASPEEDのものです。タイヤはDUNLOP RSV98specです。)


どんなバネか?

レートは、
 ・FRONT 3.8kg/mm
 ・RIER  2.5kg/mm
となています。

形状はリニアな巻きで、赤バネに比べると巻き数も多く自由長も長いです。純正のダンパにそのまま装着して通常車高となります。赤バネより幾分車高が高く、より新車時の純正車高に近い感じ。つまり、かなり車高高いです。

ついでにまた性懲りも無く純正ビルシュタインを中古(走行15,000km)で入手したので、青バネと共に交換しました。
ダンパーと一緒に交換したので、抜けつつあった純正ビルよりは硬くなるのは解ってたんですが、予想よりゴツゴツします。赤バネに比べると自由長、巻き数共に多いので、装着すると表記レート以上にイニシャルがかかって硬いようです。


車高は・・・

概ね車高についての質問が来るので、画像を乗せておきますね。
走行性能上必要な場合は、車高の調整をしたくなりますが、私は見た目はほとんど気にしない人なんで悪しからず(^-^;)。



左: リア
  右: フロント

純正状態か、リアは僅かに純正より高いくらいの状態です(赤バネの画像と比べるとほとんど同じ車高ですね)。

これでもリアのダンパーストロークは、バンプラバーに当たるまで4〜5cmしかありません。
柔らかいバネ&純正と同じケース長のダンパで車高を落とすと、すぐにストロークが無い状態になりますので、バネでだけを短いものに交換して車高を落とすのはお勧めしません。


初期の印象は・・・

夕食の買物の帰路に神戸の裏山の六甲山を流してみましたが、街乗り用のタイヤ(G-Grid)だと跳ねます。ロールする前にタイヤが負ける感じ。より積極的に姿勢を変えれますが、赤バネより限界は落ちた感じがします。赤バネの場合はもっとロールしてから滑る感じ。
ただし、抜けてきた純正ビルちゃんに体が馴染んでたんで、ダンパの差異も多少は有るかと思います。

純正Sスペのビルシュタインは伸びレートがかなり高く、これくらいのレートのばねであれば十分対応できるだろうと考えています。安部商会のビルと比較してみました(手で押して縮めただけ)が、伸びは似たようなもんでした(縮みは安部がかなり硬い)。


1ヶ月乗ってみて

装着当初は、細かな凹凸で跳ねる感じが強くどうもなぁ・・・と言う印象。ただし、当然ながらレートが上がってる関係と自由長が長く赤バネよりイニシャルが高い相乗効果で、ポンとフロント過重にしてフッと切り込んだ時の応答性は、赤バネでは得られない素直で早い応答します(ただし、うちの車はスタビも太いです)。
乗り味は、相変わらず助手席に人を乗せると不評ですが(笑)、本人は慣れちゃいました♪ ただ、これはダンパのせいですが、荒れた路面を通過するとボディ分解しそうです(爆)。
最近近隣で主力になっているオーリンズのPCV付きやカンタムやアラゴスタは、概ねF8kg、R6kg程度のバネレートですが、遥かにバネレートが高いのに、うちの純正ビル&赤バネの時の状態より遥かに快適。しかも、操作に対するリニア感、限界の緩やかさ等は1ランク上です。乗り心地も非常に良いですね。
素のビルシュタインは、低速ピストンスピードを重視した設定なので、微小応答は辛いみたいですね・・・(比べる相手が悪いいけど・・・)。


Sタイヤと合わせてみると

コースジムカーナをしてきました。朝一番の組の走行後からぽつぽつと雨が降りだし、午後は本格的にウエットになってしまったので、完全ドライでの感想ではないでっす。

タイヤは
(1)D98J 195/60-14
  言わずと知れたラーメンパターンのSタイヤ。すでに2世代は前のタイヤだけど・・
・。フロントがソフト、リアがハード。
(2)BSの540 195/60-14
  途中から交換。GSコンパウンド(前後共)、ただし山は2分山程度。

空気圧は両方共に温間で2kg/cm2としました。
結果的には非常にGood!。赤ばねでD98J履いた場合、完全にグリップに負けてロール制御できない状態でしたが、青ばねはきっちりロールと減衰がマッチしてました。また、踏んでいった場合の姿勢安定性も非常に良く安心して全開踏み踏みへ素早く移行できました。赤ばねの場合は、ひょこひょこした挙動が残るので全開するのにやさしくアクセルを操作するか、一瞬安定するのを待ってから踏む必要がある・・・と感覚的に書くとそんな感じです。

とりあえず、安心して踏んでいける良いバランスでした。
お世話になっているラリーショップの店長もダブルエントリーで乗って貰ったんですが、「前より断然良い。踏めるし曲がる」と前よりはOKだそうです。
D98Jは、ウエットで低い気温でしたので、終始冷たいままで全くグリップを発揮しませんでした。非常に曲がらない&止まらない状態でのドライブですので、コーナでもSタイヤと言えるほどには速度が乗っていません。タイム的にも通常のラジアル勢の中に沈んでいますので、ラジアル程度のグリップのタイヤでコーナリングしていると思ってみて頂いていいと思います。

さすがにドライで最新Sタイヤだとレートが足りないと思いますが、まぁそこそこ使えるかなぁと思います。純正ビルシュタイン程度のダンパに合わせて、街乗りプラスαな使い方であれば、かなかな良いですね。車高が落ちないので、純正長のダンパでもリアダンパがフルボトムしてバンプラバーに当たることも無いです。

 

11Feb'01,03Feb'01

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