君の瞳は120W

純正はシールド・ビーム (バルブとレンズが一体型=つまりヘッドライトがバルブそのもの)です。
シールド・ビームが採用されているのはコストの問題もあるのでしょうが、フィアットのX1/9(リトラヘッドです) の中古を見たらヘッドライトが水槽だった...という話があるように、通常下向いてるリトラヘッドの防水性を考えた かな?とも思います(そう考えると、エアインテーク付きリトラカバーってちょっとまずいかな?)。

自動車部品ってけっこうどこのメーカでも同じような感じだったりするんですが。ヘッドライトはレンズ面のデザインに 各社の個性が現れていて、とても面白いです。
見ていて飽きません。


純正(小糸製)のシールドビームです。
けっこう綺麗なレンズカットでレンズ面もほどよくふっくらです。
背面に直接端子が生えているのが解ります。

以前のロドスタで使っていたLucas(3ポイントのレトロな奴じゃなくて今風の物)の時は変えただけで十分解るほど明 るくなりました。また、H4バルブ・タイプにすれば、最近流行の55Wなのに、あら不思議もっと明るい!の、薬物ド ーピング・バルブが使えてさらに明るくできます。

で、交換することにしました。
基本的には、ヨーロッパ物のシャープなレンズ・カットが好きです(ただ、最近ちょっと問題に思う)。Lucasがとても 明るかったので印象良いんですよ、ヨーロッパ物。
また、ECの規格は厳しいのか、上方への光がスパッとカットされています。これなら明るいバルブを入れても対向車や 前走車の迷惑にならなくていいんじゃない?ってのもあります。

 
広告では、スタンレー(日本)、レイブリック「小糸製作所」(日本)、CIBIE(フランス)、BOSCH(ドイツ)、 HELLA(イタリア)等が現在入手可能です(マーシャルは輸入が途絶えてます。猫のマーク好きなんだけど、誰か持って ないですかぁ?譲って下さい!)。
55Wなのにもっと明るい高効率バルブ入りで概ね¥12000〜¥15000(2個)。

なんで各社からロドスタに適合するヘッドランプが出てるかと言うと、この丸型は規格品だからです。ロドスタ専用ってわけじ ゃないです(角型も規格品があって、AE86のトレノが使ってるのが、そうです)。
したがって、MINI用でも何でも合うはずです(GOLFのは独特で合わないとか...一応形状確認は必要かな?やっぱし =お店の人に聞けば、まず解ります)。
マツダのディーラで換えてもらいたければ、キャロルの丸目が規格丸目です。安く上げたければ、解体屋さんでとりあえ ず丸目取ってくれば、だいたい合うはず。シールド・ビーム外していって形状比べて買いましょう。


各社のヘッドランプ を比べて見ました。

スタンレースタンレー

スタンレーのヘッドランプです。
バランスのいい、綺麗なデザインのレンズカット。レンズ面はほとんど真平らです。

 

小糸小糸

小糸のヘッドランプです。
細かなレンズカットが、ちょとレトロな雰囲気。なんかライトらしいカット。レンズ面はちょっとだけ膨らんでいます。
白っぽく見えるのは、この個体のメッキが痛んでいるのか、全てそうなのか不明。

 

BOSCHBOSCH

BOSCHのヘッドランプです。
日本製の2種類に比べると、粗いカットで独特の雰囲気があります。レンズ面の膨らみは小糸と同じ程度。

 

CIBIECIBIE

CIBIEのヘッドランプです。
中央から上方へ中心部だけ粗いラインが走るCIBIE独特のレンズカット。レンズ面ははっきり解るほどの膨らみです。 膨らみのおかげで、いかにも丸型ランプって感じが強調されてGoodです。

 

GARAGE101GARAGE101

ガレージ ハンドレットワンのヘッドランプです。
完全なクリアレンズでバルブ部分にもカバーが無く、眩しすぎないんだろうかって感じです。このランプ体は、バイク用のヘッドランプを改造して取り付けが出来るようにしてるようで、光量&拡散方向共にバイク並だから大丈夫なのかな?
(レンズ面の青やオレンジの色は撮影者が着てるパーカーの色です〜)

 

RAYBRIGRAYBRIG

レイブリッグのマルチリフレクターヘッドランプです。
通常のレンズ部分は透明のプラスチックカバーで、配光は反射板の各部の角度で行なうマルチリフレクタータイプです。レンズ面はほとんど真平らです。
(ガレージハンドレットワンのものはこれの発売前の製品です。価格的に考えてハンドレットワンのはもう無いかも?です)。
クリアとブルーがありこれはブルーです。青い色はリフレクターに着色されています。バルブは着色されていないクリアなバルブです。
バルブが直接外部から見えるため、かなり明るい感じがします。

オールプラスチック製で軽量なイメージがありましたが、測ってみると430g程度でした。普通のガラスのものが620g程度ですので軽量化としては左右で約400gですね。

 

IPFのHL52です。画像提供:2ちゃんねるユーノスロードスター 72万キロスレッド>>170さん
3ポイント方式でランプシェードを保持するクラシカルなデザインでありながら、リフレクタは現在の最先端なマルチリフレクタ方式です。レンズ面はぷっくりと膨れたタイプ。
シェードのないレイブリックに比べ、ロービームでの上方への光のカットは秀逸でしょう。「雨天の夜、上方の雨粒を照らしてしまうレイブリックに比べ上方への光が効果的にカットされており只今雨の中帰宅したが本当に走りやすい」だそうです。バルブ込み重量片目650g。


現在使用してるのは、CIBIE です(単にLucasが入手難でCIBIEが近所のお店にあったから(^-^;))。普通の55Wバルブ入りで¥12,000(2個)でした(31Nov'99)。
純正のシールドビームから交換すると、明らかに左上りのシャープな配光。上方への光の漏れはパッチリとカットさ れ純正との差違が明確に解ります。

左上がりなのは、 図のような配光で対向車を幻惑しないためです...と、BOSCHのカタログに書いてあった(^-^;)。

純正のシールドビームと同じく、横から見るとぽっこり膨れている形状は、なかなか好きです。ぺったんこだと何か今風でどうも馴染まない感じ。

で、しっかりクッキリのEC規格カット(レンズ面に「E」のマークがあるとEC規格適合品です)、実は問題が...。上方へ光が漏れないの はいいのですが、路地等では暗いんですよ、印象が。つまりちょっとでも上の標識は全然見えないし、歩行者なんて足しか照らさないもんね。黒 い服着て歩かれているとホント一瞬解らないです。純正シールドだと、けっこう上に漏れてるんで、良く分かったんですけどねぇ。
まぁ、 それでも好きなんですけど。見えない時は安全のためにも、めんどくさがらず素直にハイビーム使ってますです。


 

29Nov'09,12Jan'02,07Oct'00,31May'99

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