塗るだけUVカット　CarMate ウインドゥガードKK125

オープンカーなのに黒っいジョークのようなUVカットしてみました(^ ^;　

これ書いてるのは8月のお盆休みで日中はとても暑いので、慣れたオープンカー乗りは絶対クローズドで走ってるよねよね！と正当化して進めます。だって日本の夏は暑いよね(￣▽￣)ゞﾊﾟﾀﾊﾟﾀ

今回使用したのはCarMateのガラスに塗るだけという製品「ウインドゥガード KK125」。UVは99.5%カット、太陽熱は35.5%カットだそうです」。

真夏に日中走ってると日に当ってる腕がチリチリと焼けてる感じがするのは紫外線。純粋に温度が上がるのは赤外線、ということだそうです。この製品は熱線は35.5%なので、さほど涼しくなるわけじゃないでしょうけど、チリチリ焼けないだけでも涼しい感じになるかなと思います。

内容物は、
　・ミニバン1台分（サイド6枚＋リア1枚分）のコーティング剤
　・塗布スポンジ
　・ UVチェックシート（UVのレベルで色が変わる）
　・取扱説明書

特徴は、
　・ UV 99.5%カット
　・太陽熱35.5%カット
　・効果持続約2ヶ月
　・水溶性で、ぬるま湯やアルカリ性ガラスクリーナで簡単に落とせる。

持続2ヶ月ほどなので、ひと夏用ってとこですね。涼しくなったらガラスクリーナで落とせばＯＫって感じです。開封後は6ヶ月以内に使うようにと書かれていますが、最初から密封パッケージでもなかったので、ビニール袋等に密封保管しておけば、ロードスターのサイドウインドゥだけなら4年は使えますね（笑）
フロントウインドゥは合わせガラスですので、間に挟まれている樹脂でUVはほとんどカットされます。ですので、フロントのUV対策は不要でっす。

となってます。web上で検索すると塗りムラがひどくて使えないって話が、ちょろちょろ出てますが以下の手順で問題ないレベルで塗れましたです。とくにロードスターの場合、サッシ（窓枠）がないので、塗りやすいですね。幌を空けた状態で作業すれば、ドアを閉めて乾燥待ちが出来ます。

塗布スポンジの不繊布へコーティング剤を塗布します。ひとつ下の画像にあるように横に3回一気に塗りたいので、けっこう多めにしみ込んでいるくらいのがいいです。取扱説明書のイラストだと、けっこうお上品に塗るような感じで書かれているのですが、それだと足りませんです。

（14Jun'09追記）
何年も夏に塗るのでコツを会得しました。
まず、付属の不繊布にじっとり染み渡るくらい液を付けます。これは旧来の方法と同じで説明書よりたぷたぷに染み込ませる感じ。

１、２、３と３ターン一気に塗るので、ちょっと多めにしみ込ませておく感じにします。
途中で足りなくなった気がしてスポンジに塗り足していると、すでに塗った部分が乾いてくるので、３ターン一気塗りがいいかと思いますです。。

~~スムーズに一定スピードでちゃっちゃと塗ります。窓枠がないので、塗るのはむちゃ簡単。~~

（14Jun'09追記）
１をスーっと塗ったら、乾かない間にまた不繊布にじっとり染み渡るくらい液を付け、２をスーっと塗り、またまた乾かない間にまた不繊布にじっとり染み渡るくらい液を付け、３をスーっと塗ります。

生乾きの部分に塗り重ねようとするとむらむらになるので、すぐ乾かないように、

・不繊布十分に染み込ませる。
・１から３まであせらずスムーズに。

です。

ワイパーの遅い方のスピードよりちょっと遅めくらいに動かして塗ってます。グッと押さえ過ぎるとタレるので、軽く押し当てるけど浮かないように・・・。

どうしても３ターン目は薄くなるなぁな感じなので、10分程乾かしてから2度塗りしてます。ただ、乾く前に2度塗りするとひどいことになるので、乾いてからね。
mhoohmjw ← ひどいことになって一度ガラスクリーナで落とした（笑）

~~ただ、極薄く塗布されていれば効果はあると思われるので、薄い部分はそのままでも効果は十分ではないかと思います。~~
2度塗りするとどうしてもムラになり易いのでお勧めしませんです（取扱説明書にも<2度塗りしないで下さい>と書いてある）(^ ^;;　ちゃんと言われたことを守りましょう（爆）

枠で囲ったとこが塗布した時の「１」と「２」の継ぎ目です。確かにムラがあると言えばあるんですが、背景が単調でその気になって見ないと、ただのガラスを拭いた時の拭きムラ程度かちょっとそれよりは目立つか？？ってなくらいのレベルです。

で、三角窓は塗ってないんですけど色の差解ります？　日中の光線だとほとんど解りませんです。夜の駐車場で見ると確かに多少そんな感じに見えないこともないかなぁというくらいの薄い色です。

外の景色が単調じゃなくて、日差しもそれなりだと色も塗りムラも全然解りません（笑）　その気になって見つめていると塗りムラが解るかなぁ・・・といったところ（運転席側は綺麗に塗れたので、ムラさえ見えないです）。

白い紙を当てて見ると…。左側が塗ってない三角窓、右側が塗ってるサイドウインドゥ。

白い紙を当てて、ストロボ撮影して見ると、薄モスグリーンな色と塗りムラが見えます。よく見ると指の色も違って見えてる…。
これくらいの塗り方でも実用上は全然問題無いってことですね。

書いてあるレベルでは効いてるんだろうけど、そもそも熱いのは幌だったりするし、いきなり日焼けもしないので解らないです（笑）　美白なドライバな方、助手席に色白な薄幸の美女を乗せる方にはお勧め？　まぁ、多少でも涼しく感じられる気がするなら安いですし、いいかなです。

「ぬるま湯やアルカリ性の洗剤、又は弱アルカリ性ガラスクリーナーで簡単におとせます」と書かれてます。1年前の夏に塗ってそのままだった（効果は約2ヶ月）ので、おとしてみました。

ガラスクリーナーの定番クリンビューを噴き掛けてみると・・・すぐにコーティング剤色の泡が出て落ちだします。ガラス用の拭くヤツ（紙のやつね）でふき取ってやると、簡単に落とせました。

カーフィルムは保安基準で、以下3箇所について70%以上の可視光線透過率が要求されています。

3mm厚のガラスの透過率は91%だそうですので、70 ÷ 91＝約76%以上の透過率のフィルムであれば張ってもOKということになります。ただ、フロントガラスは、合わせガラスに挟まれてる樹脂のためUVはほとんどカットされていますので、UVについてはフロントガラスに対策は必要ないです。

この手の化学系素材で最も信頼している３Mのwebを見てみると建物用のフィルムの性能が細かく出てます。

フィルム厚「μm]	遮蔽係数	日射			可視光線		紫外線透過 [%]	熱還流率 [W/m^2K]
		反射[%]	透過[%]	吸収[%]	反射[%]	透過[%]
44	0.70	16	51	33	9	74	1以下	5.5

性能的にはこれくらい（遮断3割）が限界なのかもしれません。透明でも可視光線の透過率は74%しかないですし、もうちょっと薄めのフィルムにすればギリギリってとこですね。基本的に日射を遮るフィルムで前部座席ガラスに貼れるものはないのかもしれません。
スモークやシルバだとググッと遮断係数が上がるんですけどね・・・。

塗るだけUVカット （・・・で美白？）

塗るだけUVカット（・・・で美白？）